現代ピアノ奏法

現代ピアノ奏法
指が「使われる」

ピアノを弾くときには指を動かす、指を使うと思っていないだろうか。 たしかに指が動いているのだが、指は受動的に動かされる、使われる立場にある。 そして、指は打鍵した後も「動かされ」続ける。 指の「使い手」がいないとどうなる […]

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練木繁夫先生の「幽玄な音」に接して

かなり久しぶりのブログ更新になる。この公式サイトも近々リニューアル予定なので、楽しみにお待ちください。 先日、とやま室内楽フェスティバルというマスタークラスに参加し、レッスンとコンサート出演を終えてきた。 そこで桐朋の大 […]

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現代ピアノ奏法
ピアノを最高の状態で弾くためのチェックリスト

「ピアノの演奏をする上で、身体的・テクニック的に行き詰まったら、大切なことはすべて音楽が教えてくれる。音楽を正しくイメージすれば、必ず弾けるようになる」というような説をよく耳にする。「音を聴けていないから弾けないのだ」な […]

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証言からリアルなショパンをあぶりだす良書『弟子から見たショパン』

「弟子から見たショパン」 長らく読もうと思っていたこの本、ちょうど1年ほど前に増補改訂版として再版された。 分厚い本なので、難しい歴史書みたいで読み通せないのでは?と思うが、実際のところはそんなこともない。歴史的な実証・ […]

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ミスタッチについて

ミスタッチを減らそうとすることが、あまりにも多くの弊害を生んでいる。 ミスタッチをなくすだけを効率よく達成したければ、鍵盤のそばから打鍵すればいい。鍵盤に張り付いて、ハンマーに対して直接的に確実な打鍵をすればミスは起きな […]

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現代ピアノ奏法
楽譜への書き込みについて

小さい頃使っていた楽譜を見ると、色鉛筆で何色にも注意書きが書き込まれて、音符が見えないくらいになっていて微笑ましい。ものによっては、何回もコピーしなおされ、レッスンごとに違う色になっているものや、イラストや情景描写が書き […]

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現代ピアノ奏法
オクターブの奏法

スクリャービンのワルツ op.38 を練習している。後半にはオクターブのフォルテ連打でメロディーを奏する部分があって、テンポも速いし、オクターブが続く部分がかなり長い。 オクターブを歌わせるにはどうすればいいか。2~3時 […]

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現代ピアノ奏法
大きく見せなくていい

舞台映えする人というのはいるものだ。ピアノに向かった瞬間、何だか身体が大きく見えるような人。 自分の体格や見た目が、とにかく線が細いのはわかっているが、それが舞台上での存在感のなさに繋がっていないかな、と気にして、舞台に […]

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岡本太郎的なるもの

芸術は爆発だ。 岡本太郎の「自分の中に毒を持て」は私のバイブル的な書物だが、現代ピアノ奏法にも岡本太郎的なるものを多く発見することができる。 極端を恐れず、思いっきりやってみる。自分の限界を考えず、つねに挑む。ダメなら、 […]

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現代ピアノ奏法
空気と溶けるように

この前広い会場で管楽器(クラリネット)とアンサンブルする機会があった。 管楽器は、音が空気と溶けるとはどういうことかを教えてくれる。 伴奏をする際には、いつも以上に空気と溶け込むように意識して演奏する。 打楽器ピアノと管 […]

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